注文住宅と建売住宅、どちらにしたらいい?
はじめて家を購入する場合、建売住宅か注文住宅かで悩むことが多いようです。自分に合った家を選ぶために、まずは、マイホームを持ちたいエリアや予算など、自分の希望する条件に照らし合わせてみましょう。そして、土地を持っているかどうかも重要なポイントになります。土地の購入には多額の費用がかかるため、 親族から土地を相続するなど、土地持ちであれば注文住宅を検討しやすいですが、土地を所持していないケースでは、建物と両方を買うことになるため、建売住宅を検討することが多くなるようです。また、建売住宅や注文住宅の種類に関係なく、一戸建てにはメンテナンスが必要不可欠なことも覚えておくといいでしょう。たとえば、外壁の再塗装にはおよそ100万円~150万円ほどの費用が必要です。メンテナンス作業の頻度は、10~15年に一度で、定期的な実施が推奨されています。
注文住宅と建売住宅、それぞれの注意点
自分に合った家を選ぶために、まず、注文住宅では、土地選びの際災害リスクがないかチェックすることが大切です。水害や土砂災害が発生しやすい土地である場合もあるため、ハザードマップで確認するようにしましょう。また、ライフラインがきちんと整備されていて、今後スラム化することが予想されない地域であることも重要です。国の人口に関する統計データなどでチェックしてから土地選びをしてください。
また、建売住宅では、気密に関わる部分がすでにつくられているため、建物の性能について細かくチェックすることができません。建売住宅の場合、建物自体の価格が抑えられれば販売時に利益が出やすいため、水まわりなど目につきやすい部分に費用をかけ、目に見えない耐震や断熱などの性能を落としていることもあります。後で性能をあげるような工事をすることは容易ではないため、どの程度のスペックがあるのか確認が必要です。